ByteDance は 2026年6月23日の Volcano Engine FORCE Conference で Seedance 2.5 を発表しました。Seedance 2.0 も引き続き健在で、両モデルとも現在 OpenArt で利用可能です。
つまり本当の問題は、どちらが新しいかではありません。目の前のショットにどちらを選ぶかです。というのも、一方はもう一方がすでに対応できる作業に対して余計な費用がかかるからです。
要点
- Seedance 2.5 は一度に30秒の動画を生成でき、Seedance 2.0 の2倍です。
- 参照ファイルはSeedance 2.0の12個からSeedance 2.5では50個に増加。
- Seedance 2.5では人物の演技が格段に向上し、カメラに向かって話す場面で特に効果を発揮します。
- どちらのモデルもクリップの一部を修正できますが、修正後も画質を保つのは Seedance 2.5 だけです。
- 1つの被写体が1つの動作をする短いクリップなら、Seedance 2.0が今でも最適です。
Seedance 2.0とSeedance 2.5をひと目で比較
| 比較する対象 | Seedance 2.0 | Seedance 2.5 |
|---|---|---|
| 一度に生成できる最長クリップ | 約15秒 | 30秒 |
| 参照ファイル | 12 | 50個(画像30枚、クリップ10本、オーディオ10本) |
| prompt追従性 | 基準 | 約20%向上 |
| 演技とセリフ | ぎこちなく、表情も乏しい | 自然なセリフ回しと表情 |
| クリップの一部分を修正する | 可能だが画質が低下 | はい、画質もそのまま |
| 1つの物体を複数のアングルから | いいえ | はい |
| シンプルな3Dシェイプを入力に | いいえ | はい |
| タイミングの書き方 | Shot 1、Shot 2 | 0-8s のような時間範囲 |
2つのモデルの変更点
クリップの長さが15秒から30秒へと2倍に
Seedance 2.0の上限は約15秒でした。30秒の広告には2本のクリップを作ってつなぐ必要があり、前半と後半でキャラクターの顔・服・声がすべてずれてしまうこともありました。
Seedance 2.5は30秒すべてを一度に生成するので、隠すべきカットの継ぎ目がありません。長いpromptにはより多くの指示が必要なので、30秒を時間帯ごとに分け、それぞれで何が起きるかを記述しましょう。私たちの Seedance 2.5 プロンプトガイド がフォーマットを解説しています。
参照ファイルが12個から50個に
参照ファイル12個では1〜2人と場所1つ分でした。50個ならキャスト全員をカバーできます。
Seedance 2.5はその50個を画像30枚、動画クリップ10本、オーディオクリップ10本に分け、それぞれが異なる役割を果たします。画像は顔・製品・場所を保持し、動画クリップは動きと雰囲気を担い、オーディオクリップは声と背景音を形づくります。
Seedance 2.5 は1つの物体の複数の写真を同じ物体として認識します。デスクランプの正面・側面・背面をアップロードすれば、1つのランプになります。Seedance 2.0 はそれを3つの別々のランプとして読み取ることがありました。
キャラクターが棒読みでなく本当に演技する
これは表にするのが最も難しく、見れば最もわかりやすい違いです。Seedance 2.0は静止フレームでは正しく見えても、誰かが話し出した瞬間に破綻し、顔は無表情で目には生気がありませんでした。
Seedance 2.5はセリフをより自然に発声し、言葉に合わせて顔を動かし、肌や生地の表現も実写に近づきます。カメラに向かって話す人物がいる動画なら、まず最初に気づく違いがこれです。
モデルが指定した位置に人物を配置
Seedance 2.0 はキャラクター同士の位置関係を把握するのが苦手でした。頼んでいない人物を加えたり、いるはずの人物を消したりすることがあり、失敗するたびに費用がかかりました。
Seedance 2.5 はその種の演出をはるかに正確に読み取ります。誰がどこに立ち、誰が誰の前にいるかを記述したショットは、5回目ではなく1回目で正しく仕上がる傾向があります。
編集しても画質を維持
どちらのモデルでも、フレーム内のエリアを選んで変更したい内容を入力できます。Seedance 2.0では編集後のクリップの色がずれてディテールが甘くなり、修正が問題以上の代償を招くこともありました。
Seedance 2.5 は編集を通しても画質を保ちます。だからこそ、すでにクライアントに見せたクリップにも安心して使えます。編集は小さく具体的に。1つの要素へのわずかな変更は、大きな変更よりはるかに信頼できます。
シンプルな3Dシェイプでショットを組み立てる
Seedance 2.5はテクスチャなしの3Dシェイプを入力として受け付けますが、Seedance 2.0では不可能です。生成前にカメラの位置や各オブジェクトの大きさを設定するのに使えます。
モデルはそのレイアウトに従いながら、色・光・ディテールを埋めていきます。さらに同じシーンを別のカメラアングルからリクエストすることもでき、1つのセットアップからワイドショットとクローズアップの両方が得られます。
すでにうまくいっている動画の構成を作り直す
Seedance 2.5では、すでに構成がうまくいっている動画を作り直すのも簡単に。同じテンポとショットの順序を保ちながら、自分の被写体を組み込めます。Seedance 2.0に相当する機能はなかったため、毎日投稿するチームにとっては、1本のヒット動画を繰り返し使えるフォーマットに変えられます。
変わらなかった点
サウンドの扱いは両モデルで同じです。Seedance 2.0 はすでに映像と一緒に音声を生成しており、音楽・効果音・セリフの角括弧構文は 2.5 が読み取る前の 2.0 向けに書かれたものです。
解像度も同じように扱えます。どちらのモデルでも設定から選択でき、OpenArtでは1080pがデフォルト。もっと大きくしたい場合は、完成したクリップを動画アップスケーラーに通しましょう。
引き継がれる弱点についても ByteDance は正直に認めています。複雑な物理的動きや複数人が絡み合うシーンは依然として難しく、公開前に手、画面上の小さな文字、物の後ろを通過するものは必ず確認しましょう。
prompt に必要な小さな変更が1つ
Seedance 2.0 の prompt はほぼそのまま Seedance 2.5 でも使えますが、知っておくべき例外が1つあります。
Seedance 2.0 はショット番号を読み取るため、「Shot 1」「Shot 2」で順番を指定します。Seedance 2.5 は代わりに「0-8s」「8-20s」のような時間範囲を読み取り、順番と各パートの長さを制御します。
通常はこの2行を入れ替えるだけで作業は完了です。参照ラベルやサウンドの角括弧など、それ以外はすべてそのまま引き継がれます。
どれを使うべきか
ショットにフル30秒が必要なとき、参照ファイルが数個以上必要なとき、カメラに向かって話す人物、1フレームに複数の人物、承認済みクリップの編集が必要なときは、Seedance 2.5を選びましょう。
1人の被写体が1つの動作をする5秒のクリップなら Seedance 2.0 を選びましょう。コストが低く、使わない30秒や50個の参照スロットに料金を払う必要もありません。ラフな下書きや後で捨てる予定の背景素材も同様です。
ベストなアプローチは、プロジェクト全体で1つのモデルを選ぶことではありません。ショットごとに使い分け、繰り返し登場する人物は次に保存しましょう OpenArt キャラクターライブラリ どちらのモデルを使ってもキャストは同じままです。
OpenArt で両方試す
Seedance 2.0とSeedance 2.5はどちらもOpenArtの AI動画生成に加え、Kling 3.0、Veo 3.1、MiniMax H3も揃っています。参照ファイルを移動することなく、同じpromptをすべてで実行できます。
まずは短くアイデアを試し、見た目が決まってから30秒フルで実行しましょう。そうすれば動くと確信できてから長い動画に料金を払えます。まずは次から始めましょう Seedance 2.5 モデルページ.